Ceejay / Could This Be Love - 洗練と高揚が交差する、80s Pop Euro Danceの結晶

Ceejay / Could This Be Love

▶︎

洗練と高揚が交差する、80s Pop Euro Danceの結晶。


The Limitの名プロデューサーが生み出した新たな挑戦

今回レコメンドするのは、1988年にリリースされた Ceejay / Could This Be Love。手がけるのは、あのThe Limitとして Say Yeah のヒットで知られるオランダの名プロデューサー・デュオ、Bernard Oattes & Rob Van Schaikです。彼らが新たに打ち出したプロジェクトがCeejayであり、透明感と芯の強さを兼ね備えた女性ヴォーカリスト Cecilia J. Powell を迎えたコトで、よりポップでエモーショナルなEuro Funk / シンセPopへと昇華しています。80年代後半、ヨーロッパのダンス・ミュージックが洗練とキャッチーさを高い次元で融合させていた時代を象徴する1枚と言えるでしょう。


煌めくシンセと高揚感あふれるメロディ

イントロは弾むシンセ・ベースと煌びやかなパッドがじわりと空間を満たし、フロアの空気を一段ずつ温めていくビルドアップ構成。軽快な4つ打ちキックに絡むリズミカルなベースラインが身体を自然に前へ押し出す展開がメチャ良いっ! サビではイッキに視界が開けるようなメロディが解き放たれ、タイトルフレーズ「Could This Be Love〜♪」が耳に残りますね。電子楽器主体のトラックでありながら、ヴォーカルが決して埋もれないのは、Oattes & Van Schaikの緻密なアレンジ力あってこそです。華やかさと爽快感、そしてフロアで映えるダイナミクスが絶妙なバランスで共存しています。


恋の始まりを描いた都会派Euro Pop

リリックは、恋の始まりに揺れる心情をストレートに描いた内容で、「もしかしてこれが本物の愛なの?」と自問する繊細さと、それでも一歩踏み出したいという前向きなエネルギーが、ダンス・トラックの高揚感と見事にリンクしていますね。甘さだけでなく、どこか都会的なクールネスを湛えている点が、80年代後半の洗練されたアーバン・ダンス・サウンドの象徴と言えるでしょう。Cecilia J. Powellの透明感あるヴォーカルも、この楽曲に爽やかな輝きを与えています。


Ben Liebrandが磨き上げた12インチ・バージョン

そして12インチシングルの醍醐味は、Ben LiebrandによるRemixですっ! 数々の名エディットを生み出してきた「エディットの魔術師」が、原曲のPopさを最大限に引き出しつつ、フロア仕様のダイナミズムを注入っ! イントロの巧妙な展開からブレイクを経てサビへと雪崩れ込む流れは圧巻で、6分を超えるランニングタイムがまったく長く感じられないアレンジはサスガですね。DJユースを熟知した構成美は、80s Euroダンスの教科書的完成度を誇る仕上がりとなっています。


今なお色褪せない80s Euro Danceの名作

当時のヨーロッパのクラブやラジオでは、メロディアスで親しみやすいダンス・ポップが支持を集めており、本作もその流れを体現する存在でした。現代の耳で聴いても色褪せないのは、単なる時代性に頼らない楽曲の強度があるからこそですね。12インチで再生すれば、シンセの奥行き、ベースラインの躍動感、そして広がりのあるサウンドステージがより鮮明に伝わってきます。聴けばネオンが瞬く80年代のフロアへと一瞬でタイムスリップできるハズですよ。キャッチーでありながら洗練、Popでありながらフロア対応…。EuroシンセPopの美学が凝縮されたこの12インチシングル、コレクションにもDJバッグにもぜひ加えていただきたい1枚ですっ!

 

next recordsのサイトでCeejayのレコードを探してみる

INDEXに戻る
×